Special feature 医療従事者を守る職業感染制御の再点検
■注射手技の基本と針刺し防止機能付き製品の使いこなし方
間平 珠美
1
1東京大学医学部附属病院看護部 看護師長
pp.101-106
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000463
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注射手技は針刺しに直結する行為であり,中でも中空針による針刺しは感染のリスクが高いとされる。使用後に針先がカバーで覆われる,針がホルダーに収納されるといった針刺し防止機能付き製品(以下,安全器材)による針刺しの予防効果は高い。米国では,2001年より医療機関での安全器材の使用が義務化され,日本でも多くの医療機関で採用され,針刺しのリスク低減につながることが報告されている。一方で,使用期間が短い器材については有意差が認められなかったとの報告もある。
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