Special feature 経営的視点でみる組織で取り組む感染制御
■組織で取り組む感染制御❹有事に備えた感染対策物品の備蓄
田辺 正樹
1
1三重大学医学部附属病院 感染制御部 部長
pp.71-77
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000530
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においては,事前想定を超える様々な対応が必要となり,感染対策物品の不足は医療体制整備へも大きな影響を及ぼした。次のパンデミックへの備えとして「感染対策物品の備蓄」は,重要項目の一つとなっており,改正感染症法で規定された「都道府県と医療機関との間での医療措置協定」1)の中にも感染対策物品の備蓄が含まれている。本稿では,新興感染症発生等の有事に備えた感染対策物品の備蓄について,国の動向や医療機関における準備について紹介する。
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