Special feature スマートな実践のための汚物処理ソリューション
■Update 汚物処理室のファシリティ
❶汚物処理のシステム
-―リユースかディスポーザブルか,最新の考え方を知る
今川 嘉樹
1
1社会医療法人財団聖フランシスコ会姫路聖マリア病院 感染管理室 副室長 感染管理認定看護師/特定看護師
pp.10-15
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000281
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本邦での排泄ケア用品をはじめとする汚物処理室での業務は,古くからスタッフの手による洗浄・消毒・乾燥を行いリユースするというシステムが広く実施されてきた。その後,次第に機械的に洗浄・消毒・乾燥が一連の工程になっているベッドパンウォッシャー(BPW)が普及した。そして,近年は,排泄ケア用品を使い捨て式とするディスポーザブルシステムを導入している病院や施設が徐々に増えてきている。自施設にとって,リユースとディスポーザブルのどちらのシステムを選択することがより良いのかを検討するには,ハード面,ソフト面など様々なことを総合的にアセスメントしながらその方向性を見い出す必要がある。その総合的なアセスメントに必要な汚物処理室のマネジメントや注意点については,他稿を参考にして欲しい。本稿では,ディスポーザブルシステムについて紹介する。
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