特集 再生処理と単回使用器材(SUD)のパラダイムシフト
中・小規模病院のための再生処理のススメ 一次処理~中央化~外部委託まで
井上 通人
1
1洛和会音羽病院 感染防止対策室
キーワード:
Glutaral
,
機器の汚染
,
院内感染
,
滅菌
,
消毒
,
浸漬
,
ヘルスマンパワー
,
防護服
,
保健医療施設の規模
,
費用効果分析
,
労働量
,
アウトソーシング
,
機器の洗浄
Keyword:
Disinfection
,
Cross Infection
,
Equipment Contamination
,
Glutaral
,
Health Workforce
,
Health Facility Size
,
Immersion
,
Protective Clothing
,
Sterilization
,
Workload
,
Outsourced Services
pp.141-148
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018221858
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はじめに
一次洗浄中央化については,『医療機関における院内感染対策について』(医政地発1219第1号厚生労働省通知)1)や,医療法に基づく保健所の「医療監視」のチェック項目や,病院機能評価(機能種別版評価項目3rdG:Ver1.1一般病院1等)2)においても「良質な 医療の実践」の項「良質な医療を構成する機能」の評価項目にも位置付けられている。病院やクリニックと名の付く施設においては,患者サービス並びに職員安全の観点からも実践していきたい事柄である。
だが,施設の設備や背景,マンパワーの問題,滅菌業務の外部委託など一次洗浄中央化ができない施設は存在し,洛和会丸太町病院(以下,当院)もその一つの施設であった。
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