特集 再生処理と単回使用器材(SUD)のパラダイムシフト
洗浄・消毒装置の最新情報と正しい使い方 ウォッシャーディスインフェクター・超音波洗浄装置 バリデーションの基本から日常管理・洗浄評価まで
石野 直己
1
1浜松医科大学医学部附属病院 材料部
キーワード:
機器の汚染
,
滅菌
,
消毒
,
洗剤
,
超音波
,
品質管理
,
保守管理
,
バイオフィルム
,
キャリブレーション
,
モニターアラーム
,
バリデーション
,
機器の洗浄
Keyword:
Ultrasonic Waves
,
Calibration
,
Disinfection
,
Detergents
,
Equipment Contamination
,
Maintenance
,
Quality Control
,
Sterilization
,
Biofilms
,
Validation Studies as Topic
,
Clinical Alarms
pp.98-103
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018221851
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はじめに
洗浄とは,対象物に付着したあらゆる異物(汚染・有機物)を洗い,すすぎをして除去することである。
洗浄方法には,ブラッシングによる用手洗浄,超音波の衝撃で汚れをとばす超音波洗浄,噴流で汚れを落とす噴射式洗浄(ウォッシャーディスインフェクター),水流により汚れを押し出すチューブ洗浄などがある。国立大学病院における洗浄装置の保有調査では,ウォッシャーディスインフェクター49%,超音波洗浄装置17%と全体の約7割であり,医療現場において,多く用いられている。
本稿では,これらの洗浄装置のバリデーションの基本から日常管理および洗浄評価について解説する。
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