特集 血流感染予防の最新知見が示す 血管内留置カテーテル管理の極意
カテーテル由来血流感染症の診断と治療 カテーテル管理における血液培養検査の重要性を踏まえて
飯沼 由嗣
1
1金沢医科大学 臨床感染症学
キーワード:
中心静脈カテーテル法
,
留置カテーテル
,
抗感染剤
,
カテーテル感染
,
細菌培養
,
血液培養
Keyword:
Blood Culture
,
Anti-Infective Agents
,
Catheterization, Central Venous
,
Catheters, Indwelling
,
Catheter-Related Infections
pp.268-273
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2017321471
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はじめに
血管内留置カテーテル由来血流感染症(Catheter-Related Blood Stream Infection:CRBSI)は主要な医療関連感染である。米国で行われたPoint-Prevalence Surveyのデータによれば,原発性の血流感染はすべての感染症のうち9.9%を占め,そのうち84%は中心静脈カテーテル由来であったと報告されている1)。本稿では,血液培養採取の重要性を踏まえ,CRBSIの診断と治療について概説する。
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