特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
発熱性好中球減少症時の抗微生物薬
岡本 康裕
1
1鹿児島大学 学術研究院医歯学域医学系小児科学分野
キーワード:
中心静脈カテーテル法
,
抗感染剤
,
抗腫瘍剤
,
診療ガイドライン
,
リスク評価
,
カテーテル感染
,
細菌培養
,
好中球減少症-発熱性
,
侵襲性真菌症
Keyword:
Anti-Infective Agents
,
Catheterization, Central Venous
,
Antineoplastic Agents
,
Risk Assessment
,
Practice Guidelines as Topic
,
Invasive Fungal Infections
,
Febrile Neutropenia
,
Catheter-Related Infections
pp.1499-1504
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021166
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<Key Points>(1)発熱性好中球減少症(febrile neutropenia:FN)は、重篤となるリスクが高い緊急疾患である。(2)敗血症のリスクや徴候がある場合には、30分以内に、そうでなくても1時間以内に抗菌薬を投与する。(3)緊急のFNに対応できるインフラを整備することが重要である。(4)FNの初期治療のエビデンスは高いが、治療の変更、中止基準などのエビデンスは高くない。
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