日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
山本 則子
1
,
勝又 浜子
1
1日本看護協会 副会長
pp.3-3
発行日 2026年4月20日
Published Date 2026/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002613
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- 文献概要
看護の質を支えるマネジメント力
本会が令和8年度の重点事業として掲げる「看護におけるマネジメント力の醸成」は、すべての看護職にかかわる重要なテーマです。個々のケア技術に加え、状況を俯瞰し優先度を判断しながら人と時間を調整する力が、安全で質の高い看護を支える基盤となります。私自身の新人時代を振り返ると、その萌芽は日々の小さな調整の中にありました。週に一度のシーツ交換では、委託業者の到着時間を見越して清拭やケアの順序を考え、患者の準備を整えました。動けない患者では、委託業者がシーツ交換を行えるよう観察や体位保持などを担い、役割を調整しました。こうした段取りと時間管理の積み重ねが、優先度の高いケアを確実に実施することにつながっていました。経験に根ざした暗黙知を形式知にし、業務改善へとつなげることは、看護の未来への投資です。多職種協働や医療DXが進む今、人を育てる視点を共有し、現場でマネジメント力を育む仕組みを整えることが、これからの看護管理者に求められています。
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