日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
山本 則子
1
,
勝又 浜子
1
1日本看護協会 副会長
pp.9-9
発行日 2025年5月20日
Published Date 2025/5/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002064
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- 文献概要
マイナ救急 マイナンバー制度を活用した救急業務の円滑化
4月3日の医療保険部会では、マイナ保険証の利用促進が議論され、消防庁の「マイナ救急」事業が紹介されました。これは、救急隊員が傷病者のマイナ保険証から病歴や内服薬などの情報を取得し、病院選定や応急処置を円滑に行う取り組みで、2025年度には約5,300隊へと拡大される予定です。私も家族が事故で救急搬送された際に、この重要性を実感しました。搬送先の病院から電話で既往歴や内服薬の確認があり、痛風の薬を服用していることは知っていましたが、容量まではわかりませんでした。その後、病院で記入した書類には、かかりつけ医の名称しか記載しませんでしたが、救急病院が自ら電話番号を調べて服薬情報を確認してくれていたことを、後日かかりつけ医からの電話で知り大変感謝しました。マイナ保険証の普及で、こうした情報提供がより確実かつ迅速になり、救急医療の質向上に大きく寄与すると感じています。今後は、このような取り組みの情報を活用した効果的な広報によってマイナ保険証の普及をはかることが重要です。
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