日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
山本 則子
1
,
勝又 浜子
1
1日本看護協会 副会長
pp.9-9
発行日 2024年12月20日
Published Date 2024/12/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001824
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- 文献概要
いよいよマイナ保険証へ移行
12月2日より従来の健康保険証は新規発行されず、マイナ保険証への移行が始まります。国民の認知度は向上しているようですが、11月21日に開催された第186回社会保障審議会医療保険部会では、マイナ保険証の利用率が15.67%(2024年10月時点)であることが報告されました。この数値からも、利用促進に向けたさらなる周知が必要であることがうかがえます。そのため、医療機関等での受診時には、マイナ保険証の利便性や使い方について丁寧な説明が求められます。マイナ保険証により通院歴や薬の履歴が確認できることは、人々のセルフケアを支援する新たな可能性としても期待されます。また、訪問看護ステーションでは12月2日からオンライン請求・オンライン資格確認が義務化されます。しかし、準備完了率が約6割に留まっています。システム導入の回線準備などに時間がかかり、現場からは苦労の声が聞かれています。厚生労働省には、全施設に対して、引き続き導入状況の把握や支援を求めました。
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