日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
山本 則子
1
,
勝又 浜子
1
1日本看護協会 副会長
pp.9-9
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002314
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- 文献概要
「自分ごと」として考える医療保険制度改革
9月18日の医療保険部会で、医療保険制度改革の審議がスタートしました。2025年冬をめどに議論をまとめていく予定です。国民皆保険は、病気やケガをしても私たちが安心して医療を受けられる大切な仕組みです。だからこそ、看護職としてだけではなく、一人の生活者としても「自分ごと」として考えなければならないテーマだと感じています。私は今回、「将来にわたって安定して医療を届けるには、人材の確保が欠かせない」と発言しました。特に看護職などの医療従事者が、それぞれの専門性をしっかり発揮し、医療の質を高め続ける体制づくりは待ったなしです。高齢化や人口減少が進む中で、医療を支える人を育み生かすことこそが、制度を持続させる力になります。未来の医療を築いていくために、私たち一人ひとりの理解と関心が欠かせません。ともに考え、知恵を持ち寄りながら、この制度を次の世代へつないでいきましょう。現場での実感を看護の視点から伝え、議論に反映させていきたいと思います。
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