日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
山本 則子
1
,
勝又 浜子
1
1日本看護協会 副会長
pp.7-7
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001714
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施設基準の届出の電子化推進
9月19日に開催された第182回社会保障審議会医療保険部会において、令和7年度予算概算要求(保険局関係)について報告がありました。この中で、診療報酬改定DX(施設基準の届出の電子化推進)に6億円が要求されていました。今や、医療分野におけるDXは待ったなしの状況で、多忙を極める看護現場において、DXの推進は質の高い看護ケアを提供するために不可欠です。診療報酬の算定業務においても、作業量軽減と効率化が看護職員にとって喫緊の課題となっています。私は、褥瘡対策の施設基準や認知症ケア加算など、診療報酬に関連する書類の様式が多岐にわたり、看護職員がこれらを繰り返し入力しなければならない現状を指摘し、DXによる効率化の重要性について発言しました。看護ケアにかかわる情報を、一度入力すれば他の加算にも自動的に反映されるシステムの導入のみならず、看護サマリーや看護情報提供書なども含め、DX推進による業務負担の軽減を強く期待しています。
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