日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
勝又 浜子
1
,
山本 則子
1
1日本看護協会 副会長
pp.7-7
発行日 2025年1月20日
Published Date 2025/1/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001864
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- 文献概要
卒業論文の発表会
この原稿を書いているのは12月。大学では卒業論文などの提出時期です。私が勤務する大学では12月に卒論の発表会があり、その聞き手は同級生や下級生。卒論では研究動機を大切にしているため、テーマはどれも興味深いものばかり。例えば臨地実習の経験から「もっと患者さんのためにできることがあったのではないか」と自問するものや、「強い動機がなく看護師の道を選んだ場合、その後、看護師としてのアイデンティティをどのように確立していくのか」といった身近なものもあります。これらの研究動機から始め、概念化を経て、インタビューや質問紙を用いてデータを収集し考察。その結果を根拠にプレゼンテーションを行う過程で、学生は達成感や成長実感を得るようです。発表が終わると、学生は2月の国家試験に向けて全力投球し、試験後から3月末までは卒業旅行などのイベントが満載。そして4月1日、新卒の看護職として現場に立ちます。未来の看護を担う後輩たちの新たな一歩を、どうぞ温かく迎えてください。
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