日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
井伊 久美子
1
,
任 和子
1
,
山本 則子
1
1日本看護協会 副会長
pp.8-8
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001434
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- 文献概要
別れの季節からさかのぼって
この原稿を書いている3月は別れの季節です。私は個人的にも人生の節目になる別れをし、所属大学では、毎年の行事として卒業・修了式を行いました。卒業生・修了生の皆さんにとって、人生において1回で最大の、まさに人生の門出に当たる節目の別れです。女子学生の皆さんは袴を着用し、しかも今年は色とりどりのあでやかな様子で、かつ、マスクなし。喜びもひとしおというのは、こういうことかとあらためて思いました。しかし、こうした当たり前のことができなかったのが、彼らの入学式です。全国に発出された緊急事態宣言のため入学式を急遽中止とし、学長として歓迎の言葉は述べましたが、中止の判断が妥当だったのかどうか未だにわかりません。入学式ができなかった学生に対してフルバージョンの卒業式を開催でき、ほっとした次第です。でも、コロナ感染症対応に関連して、さまざまな法改正等の対策が進んでいますが、あの緊急事態宣言の総括はどうなっているのでしょうか。
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