副会長活動ダイジェスト

保健師の活動指針の見直しに向けて

　2013年4月に発出された、いわゆる「保健師の活動指針」は、正しくは厚生労働省健康局長通知「地域における保健師の保健活動について」であり、本文と別紙「地域における保健師の保健活動に関する指針」により構成されています。現場の保健師にとっては、別紙の「第一　保健師の保健活動の基本的な方向性」の10項目が保健師活動にとっての指針であり、拠りどころとして共有しています。しかし、局長通知として都道府県知事や保健所設置市長等に宛てた本文の「4つの記」が、保健師活動の体制や機能を高めるためにとても大事です。特に「記の3」は分散配置と統括保健師の配置について言及しており、このたびの「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」^★1の改正に合わせて、統括保健師の定義とともに見直し、改訂する必要があります。また、それに見合った教育体制も整備する必要があります。そのための本文の見直しを期待します。