日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
井伊 久美子
1
,
任 和子
1
,
山本 則子
1
1日本看護協会 副会長
pp.12-12
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001224
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次期健康増進計画に関連して
2024年度から始まる「健康日本21(第三次)」に向け、市町村でも(努力義務ではあるがほぼマスト)次期健康増進計画策定に取り組んでいます。国は、健康日本21(第二次)の評価(一部の指標が悪化しているなど)を公表し、人生100年時代と多様な健康課題を見すえて、健康日本21(第三次)のビジョンを「全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」とし、「誰一人取り残さない健康づくりの展開」「より実効性をもつ取組の推進」を掲げ、これになんと12年の計画期間(2035年度まで)を設定したのです。こうした方針を受け、市町村では健康増進計画策定を開始しているわけですが、策定委員の全員が「長すぎるのではないか?」と疑問を呈しています。この4年間のコロナ禍の影響は市町村レベルになると顕著で、運動や健診に関する指標は悪化し、同時に計画策定を行っている「食育」も学ぶ機会が激減していました。やはり12年の計画は長すぎると考えます。
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