連載 栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ⑧
リバウンド防止対策 あの手この手
野崎 剛弘
1
Takehiro Nozaki
1
1中村学園大学大学院 栄養科学研究科
pp.257-264
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn148020257
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はじめに
肥満症治療における“本当のむずかしさ”は,減量そのものよりも“減量後の体重維持(体重の再増加,すなわちリバウンド防止)”です.海外の大規模研究でも,行動療法・認知行動療法は短期的な減量に有効であるものの,3年以上の長期維持はむずかしいことが示されています1).肥満症が多因子疾患であるがゆえに,減量した体重の維持も,これらの各要因の複雑な相互作用によって妨げられると考えられるために,リバウンド問題の解決は進んでいないのが現状となっています.実際,管理栄養士が臨床や外来で患者と向き合う場合に,
・なぜ体重維持が続かないのか
・どうすれば体重が戻らないのか
という問いは日常的に直面する課題です.
本稿では, “リバウンドのメカニズム”を整理したうえで,管理栄養士が現場で用いやすい「体重維持技術」を紹介します.

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