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連載 医療にいかす行動経済学・Vol.11
データと行動科学でヘルスシステムを改善する
-――健診・保健事業における行動科学と実装研究のモデル
Improving post-screening care for chronic kidney disease through behavioral economics and learning health systems
福間 真悟
1,2
Shingo FUKUMA
1,2
1広島大学医系科学研究科疫学・疾病制御学
2京都大学医学研究科人間健康科学系専攻
キーワード:
慢性腎臓病(CKD)
,
行動経済学
,
ナッジ
,
リアルワールドデータ
,
LHS(learning health system)
Keyword:
慢性腎臓病(CKD)
,
行動経済学
,
ナッジ
,
リアルワールドデータ
,
LHS(learning health system)
pp.255-259
発行日 2026年4月18日
Published Date 2026/4/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297030255
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SUMMARY
慢性腎臓病(CKD)は健診により早期発見が可能であるにもかかわらず,健診後に医療機関を受診しない未受診者が多く,アウトカム改善に十分結びついていない.本稿では,CKD健診後未受診問題を行動経済学の視点から整理し,ナッジ介入による受診促進の可能性を概説する.さらに,健診・レセプトデータを基盤としたDB×RCTハイブリッド研究の成果を紹介し,リアルワールドで介入効果を検証する枠組みを示す.最後に,LHS(learning health system)の概念をふまえ,健診を単なる評価手段から継続的改善の起点へと再定義する必要性を論じる.

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