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第5土曜特集 循環器病学の未来──基本計画から考える循環器病学のグランドデザイン
大きく変貌する循環器疾患の診療と研究
ナッジ理論を用いた循環器疾患予防とは?
Nudge in the cardiovascular disease prevention
水野 篤
1,2
,
野出 孝一
3
Atsushi MIZUNO
1,2
,
Koichi NODE
3
1聖路加国際病院循環器内科
2同QIセンター
3佐賀大学医学部循環器内科
キーワード:
ナッジ
,
循環器疾患予防
,
行動経済学
Keyword:
ナッジ
,
循環器疾患予防
,
行動経済学
pp.1380-1385
発行日 2022年12月31日
Published Date 2022/12/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu283141380
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行動経済学のひとつの有名な理論のひとつにナッジ理論がある.デフォルト設定を主体としたナッジの効果にさまざまな領域の行動変容が期待され,医療領域もそのひとつである.今回はナッジ理論の循環器病における一次予防の例として英国の塩分政策,二次予防の例としてclinical decision supportの例などを通じて応用可能性について言及する.今後の循環器病対策推進基本計画のグランドデザインに,ナッジがどのように関わっていくのかについて議論する.
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