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第1土曜特集 アトピー性皮膚炎の治療を網羅する
デュピルマブ
Dupilumab
益田 浩司
1
Koji MASUDA
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学
キーワード:
アトピー性皮膚炎(AD)
,
デュピルマブ
,
出口戦略
Keyword:
アトピー性皮膚炎(AD)
,
デュピルマブ
,
出口戦略
pp.55-59
発行日 2024年10月5日
Published Date 2024/10/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291010055
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既存の治療に抵抗性の中等症・重症のアトピー性皮膚炎(AD)の治療において,デュピルマブは優れた治療効果を示す.2018年に上市されて以来,多数の患者に使用され,寛解導入から寛解維持に至るまで長期の有効性と安全性が報告されている.しかし,寛解維持後の投与中止や投与間隔の延長といった出口戦略については,これまで報告は少なく,主治医の経験に基づき行われているところが多かった.近年では最低1年程度の継続投与を行い,寛解維持されていることを確認した後に判断するのがよいとの報告が相次いでいる.
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