Japanese
English
特集 光と関わる皮膚疾患
臨床例
デュピルマブが奏効した慢性光線性皮膚炎
A case of chronic actinic dermatitis successfully treated with dupilumab
織田 晃央
1
,
藤田 靖幸
1
,
板本 想太
1
,
清水 聡子
1
Akihiro Orita
1
,
Yasuyuki Fujita
1
,
Sota Itamoto
1
,
Satoko Shimizu
1
1市立札幌病院皮膚科
1Department of Dermatology, Sapporo City General Hospital
キーワード：
慢性光線性皮膚炎
,
デュピルマブ
,
アトピー性皮膚炎
Keyword:
慢性光線性皮膚炎
,
デュピルマブ
,
アトピー性皮膚炎
pp.627-631
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004206
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・年余にわたり夏季に増悪する耳介周囲や後頸部の湿疹性病変があり，皮疹の分布などから慢性光線性皮膚炎と診断した．結節性痒疹を合併しており，デュピルマブを投与したところ慢性光線性皮膚炎を含めて著明に改善した．
・近年，同症に対するデュピルマブの使用例が主に海外で報告されており，渉猟しえた46例中40例で有効性を示した．本稿では過去の報告例をまとめ若干の考察を加えた．
（「症例のポイント」より）
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