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連載 緩和医療のアップデート・Vol.13
進行がんにおける食事摂取と食に影響する症状と食に関する苦悩のアセスメントとマネジメント
Assessment and management of dietary intake, nutrition impact symptoms, and eating-related distress in advanced cancer
天野 晃滋
1
Koji AMANO
1
1大阪国際がんセンター支持・緩和医療科
キーワード:
がん悪液質
,
食事摂取
,
食に影響する症状(NIS)
,
食に関する苦悩(ERD)
Keyword:
がん悪液質
,
食事摂取
,
食に影響する症状(NIS)
,
食に関する苦悩(ERD)
pp.253-258
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290030253
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◎進行がん患者ではがん悪液質の影響で食欲が低下し食事摂取が減少することはめずらしくない.その原因として全身性炎症から発生するさまざまな食に影響する症状(NIS)があり,また,その結果として患者のみならず家族にも食に関する苦悩(ERD)が生じる.がん医療の一環である緩和ケアでは,常に食事摂取とNISとERDに目を光らせ,看過することなく察知し,適切な時期に的確なケアを患者とともに家族にも提供することが求められ,がん悪液質で苦しむ患者と家族と同じ目線でそれぞれの生活の安定を追求する必要がある.本稿では,進行がん患者の食事摂取とNISと患者と家族のERDのアセスメントとマネジメントについて最新の知見をまとめて報告する.
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