Japanese
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特集 生体模倣システム(MPS)の発展と創薬応用
動物実験代替法に関する国際機関の動向
International organisation update regarding alternative to animal tests
小島 肇夫
1
Hajime KOJIMA
1
1国立医薬品食品衛生研究所
キーワード:
動物実験代替法
,
NAM(new approach methods)
,
生体模倣システム(MPS)
Keyword:
動物実験代替法
,
NAM(new approach methods)
,
生体模倣システム(MPS)
pp.777-780
発行日 2023年5月27日
Published Date 2023/5/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28509777
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動物実験の3Rs原則に起因してはじまった動物実験代替法(以下,代替法)の開発は,昨今,NAM(new approach methods)へと進もうとしている.この理由として,全身毒性の評価において,動物実験と比較して単独の代替法のみで置き換えることは不可能であることがわかってきたので,化学物質の有害性およびリスク評価を代替法などの新興技術,方法論,アプローチ,またはその組み合わせで評価するというNAMを活用した戦略への切り替えが進んでいる.NAMの重要な鍵となる新興技術のひとつである生体摸倣システム(MPS)を用いた医薬品開発への期待はますます増していると考える.
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