Japanese
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特集 神経眼科の最前線
視神経炎治療
-――これまでとこれから
Treatment of optic neuritis
――Past and future
植木 智志
1
Satoshi UEKI
1
1新潟大学医歯学総合病院眼科
キーワード:
ステロイドパルス療法
,
分子生物学的製剤
,
免疫グロブリン大量点滴治療
Keyword:
ステロイドパルス療法
,
分子生物学的製剤
,
免疫グロブリン大量点滴治療
pp.792-797
発行日 2023年3月11日
Published Date 2023/3/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28410792
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視神経炎は自己免疫性疾患であり,さまざまな脳神経内科疾患と関連する.近年,非典型的視神経炎の代表疾患である抗AQP4(アクアポリン4)抗体陽性視神経炎の慢性期における再発予防のための治療方法として,さまざまな分子生物学的製剤が上市されている.また,難治性視神経炎の急性期における治療方法の選択肢として,免疫グロブリン大量点滴治療も保険適用となっている.視神経炎を的確に診断し,できるかぎり正確にタイプ分類することは,適切な治療方法を選択するうえで非常に重要となる.これからも続々と新たな分子生物学的製剤は登場すると考えられ,これまで以上に眼科医と脳神経内科医との緊密な連携が必要である.
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