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第1土曜特集 HIVの発見から40年――医学はどう戦ったか,これからどう戦うのか
HIV/AIDSとその治療の新展開
HIV/AIDSの日和見感染症・AIDS非指標悪性腫瘍
HIV/AIDS related opportunistic infections and AIDS non-indicator malignancies
照屋 勝治
1
Katsuji TERUYA
1
1国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター
キーワード:
免疫再構築症候群(IRIS)
,
ヒトヘルペスウイルス8(HHV-8)関連疾患
,
禁煙指導
,
医療連携
Keyword:
免疫再構築症候群(IRIS)
,
ヒトヘルペスウイルス8(HHV-8)関連疾患
,
禁煙指導
,
医療連携
pp.662-670
発行日 2023年3月4日
Published Date 2023/3/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28409662
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抗ウイルス療法(ART)の進歩によりヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者の生命予後は著明に改善したが,いまだに臨床的に問題となる日和見合併症は存在しており,ARTによる免疫能回復が病態に関与する免疫再構築症候群(IRIS)のマネジメントも大きな問題として残されている.HIV感染者の生命予後の改善は急速な高齢化ももたらしており,それに関連してAIDS非指標悪性腫瘍の頻度も増加している.いまだ残る社会や医療機関の偏見を排除し,専門領域を問わず全医療従事者が積極的かつ安全にHIV診療に関わるような診療体制の構築が,解決されるべき今後の急務の課題である.
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