HIVとAIDS

HIV感染症は患者背景の情報が得られず，放射線科医が読影で初めて指摘することは少なくない。HIV脳症や日和見感染，悪性腫瘍が発症することで異常所見として指摘できるようになるが，その画像所見は多彩である。本稿ではHIVおよびAIDSの日常遭遇しうる頻度の高い疾患や画像所見が特徴的な疾患を中心に解説していく。