病気のはなし
HIV感染症/AIDS
塚田 訓久
1
1国立病院機構東埼玉病院臨床研究部
pp.1296-1303
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208844
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Point
●ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は,適切な抗HIV療法を継続することにより長期生存可能な疾患である.
●抗HIV療法によりウイルス量が抑制されれば,パートナーへの感染性は失われる(U=U).
●日本では,新規に診断されるHIV陽性者のうち約3分の1が,診断時に後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症している.
●HIVスクリーニング検査の感度・特異度はいずれも良好であるが,検査前確率が低い場合には偽陽性が多いため,結果の解釈には注意が必要である.
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