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特集 リアルワールドデータを用いた臨床研究の進化
National Clinical Database
-――全国レジストリプラットフォームの研究利用
National Clinical Database
――Research use of a Nationwide Registry Platform
隈丸 拓
1
Hiraku KUMAMARU
1
1東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座
キーワード:
National Clinical Database(NCD)
,
レジストリ
,
臨床研究
Keyword:
National Clinical Database(NCD)
,
レジストリ
,
臨床研究
pp.572-575
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28408572
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National Clinical Database(NCD)は2010年に設立されたレジストリプラットフォームで,手術やインターベンション,医療機器などに関連するレジストリや臓器癌登録などの運用を行っている.全国5,000を超える参加施設から悉皆性の高い,詳細な臨床情報が登録されており,各学会が主導する臨床研究やヘルスサービスリサーチの基盤として広く活用されている.NCDに構築されたフィードバックシステムは医療の質の評価や向上,そして診療の均てん化への寄与が期待されている.近年,既存データを利用した研究に加え,データ追加型研究やDPC(Diagnosis Procedure Combination)データとの連携研究など,レジストリ基盤を利用した研究が多様化してきており,本稿ではその現状を報告する.
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