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特集 リアルワールドデータを用いた臨床研究の進化
SOS-KANTO 2017 studyの研究計画とデータ収集
Study plan and data collection of SOS-KANTO 2017
田上 隆
1
Takashi TAGAMI
1
1日本医科大学武蔵小杉病院救命救急科
キーワード:
心停止研究
,
レジストリ
,
多施設共同研究
Keyword:
心停止研究
,
レジストリ
,
多施設共同研究
pp.568-571
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28408568
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本稿では,心停止症例における多施設共同研究であるSurvey of Survivors after Cardiac Arrest in the Kanto Area(SOS-KANTO)2017 studyの研究計画およびデータ収集方法に関して概説する.日本救急医学会関東地方会が行っているSOS-KANTO studyは,2002年に第1回目が行われた.その後,SOS-KANTO 2012 studyとSOS-KANTO 2017 studyが行われた.2017 studyではまず,リサーチクエスチョンを学会員に公募した.集まった研究課題案を臨床疫学の専門家の助言をもらいながら委員会で精査検討し,採否およびデータ収集項目を決定した.データ収集は,多目的臨床データ登録システム(MCDRS)を使用し,効率的に行った.データ解析および論文執筆も,委員会および臨床疫学者のサポートのもとで多数行われている.
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