Japanese
English
特集 合併症を起こさない食道癌手術!—ハイボリュームセンターの技を学ぼう
食道癌術後合併症の現況
National Clinical Databaseからみる食道癌術後合併症と手術死亡率
Analyses of postoperative morbidity and mortality after esophagectomy in the National Clinical Database
掛地 吉弘
1
,
渡邊 雅之
2
,
河野 浩二
3
,
上野 秀樹
4
,
土岐 祐一郎
5
,
北川 雄光
6
,
竹内 裕也
7
,
調 憲
8
,
瀬戸 泰之
9
Yoshihiro KAKEJI
1
1神戸大学食道胃腸外科
2がん研有明病院食道外科
3福島県立医科大学消化管外科
4防衛医科大学校外科
5大阪大学消化器外科
6慶應義塾大学外科
7浜松医科大学上部消化管外科
8群馬大学総合外科
9東京大学消化管外科
キーワード:
National Clinical Database
,
胸腔鏡下食道切除術
,
食道外科専門医認定施設
Keyword:
National Clinical Database
,
胸腔鏡下食道切除術
,
食道外科専門医認定施設
pp.840-844
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214600
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆National Clinical Database(NCD)のフィードバック機能により食道切除術後合併症および死亡率の予測ができ,術前カンファレンスやインフォームド・コンセントに活用できる.
◆一人の経験豊かな外科医よりも,施設として多くの症例を治療しているチーム医療のほうが手術死亡率を下げている可能性が示唆されている.
◆術前治療の種類によらず,胸腔鏡下食道切除術は開胸手術に比べて術後合併症の発症率と手術死亡率が優れているか同等であった.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.