Japanese
English
特集 リアルワールドデータを用いた臨床研究の進化
電子カルテ由来診療情報データベース
Electronic medical records-derived database
竹内 正人
1
,
川上 浩司
1
Masato TAKEUCHI
1
,
Koji KAWAKAMI
1
1京都大学大学院医学研究科薬剤疫学分野
キーワード:
構造化データ
,
非構造化データ
,
検査データ
,
自由記載
Keyword:
構造化データ
,
非構造化データ
,
検査データ
,
自由記載
pp.576-579
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28408576
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
電子カルテ情報を用いた医学研究は,これまでの大規模医療データを用いた研究(たとえば,診療報酬請求を用いたもの)にない,検査データなどの情報が付加されるという強みがある.これにより精度の高いアウトカムの判定や共変量の調整が可能となる一方で,データ処理に特有の注意を要する場合もある.また,医師カルテの自由記載記録に代表される非構造化データの活用など,今後の発展が望まれる領域もある.本稿では,電子カルテ情報を用いたデータベースの特性,およびこれらを用いた医学研究につき概説を行う.
Copyright © 2023 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.