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第5土曜特集 循環器病学の未来──基本計画から考える循環器病学のグランドデザイン
はじめに
-――循環器病学が向かうべき方向とは?
Introduction
小室 一成
1
Issei KOMURO
1
1東京大学大学院医学系研究科循環器内科学
pp.1187-1188
発行日 2022年12月31日
Published Date 2022/12/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu283141187
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- Abstract 文献概要
世界的にも例を見ない急速な高齢化により,わが国において心不全をはじめとする循環器病の患者が急増している.そこで国は2018年に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中,心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」を成立させ,2020年には循環器病対策推進基本計画(以下,基本計画)を策定した.基本計画における3つの全体目標のひとつが研究の推進であり,「循環器病の病態解明,新たな治療法や診断技術の開発,リハビリテーションなどの予後改善,QOL向上などに資する方法の開発,個人の発症リスク評価や予防法の開発などに関する研究を推進する」と明記されている.
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