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第1土曜特集 AIホスピタルの社会実装
医療用語集による診断補助システム・自動音声入力の性能向上を目指して
Toward improving the performance of diagnostic assistance systems and automatic speech input with medical terminology
一圓 剛
1
Go ICHIEN
1
1ヒュービットジェノミクス株式会社代表取締役社長
キーワード:
医療用語集
,
自動文書化
,
診断支援
,
非構造化データベース
Keyword:
医療用語集
,
自動文書化
,
診断支援
,
非構造化データベース
pp.877-881
発行日 2022年9月3日
Published Date 2022/9/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28210877
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詳細化,複雑化する医療の現場で医療関係者と患者のコミュニケーションを円滑にし,よりよい医療を提供するにはAI技術(音声認識エンジンなど),各種医療記録(電子カルテ,看護記録,救急処置記録など)の自動文書化,インフォームドコンセントの支援,診断支援など,多彩なAIの応用範囲が考えられる.AIホスピタル用語集チームでは,医療現場で交わされる多種多様な会話に出現する病名,症状,医薬品名,検査名,部位名などの用語を非構造化ネットワーク型用語集として構築し,同時にそれらの用語が表出する頻度・機会などの情報を付帯させ,用語間の共起頻度情報を備えたリレーションテーブルを備えたデータベースを構築している.2021年3月時点のAIでの使用成績が報告され,音声変換の精度の向上が確認されている.最終年度は医療現場の用語をさらに収集し,同時にキュレーションを継続することで,さらなる性能のアップと同時に進化する医療の現状を踏まえ,低コストで更新できるシステムを開発し社会実装を目指す.
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