連載 手技の解説
内視鏡診断支援機能「CAD EYE」の使用経験から
坂本 琢
1
,
斎藤 豊
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡
,
ポリープ
,
診断支援
Keyword:
大腸内視鏡
,
ポリープ
,
診断支援
pp.789-794
発行日 2021年6月20日
Published Date 2021/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001824
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大腸癌診療における大腸内視鏡検査の主たる臨床的意義は,大腸病変の発見から転移のリスクがきわめて低いと考えられる病変に対する治療であることは明々白々のことである.さらに細部まで見ていくと,内視鏡所見に基づく被検者の大腸癌リスクの層別化と適切なサーベイランス間隔を設定することで,一次予防的な意義もある.また,近年はIEE (image enhanced endoscopy)をはじめとした内視鏡診断モダリティーの開発・発展により,腫瘍・非腫瘍病変の鑑別が比較的容易に可能となっていることにより,“Resect and Discard strategy”が提唱されている.
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