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第1土曜特集 AIホスピタルの社会実装
セキュリティの高い医療情報データベースの構築とAIを用いた医療記録の音声入力による自動文書化
Construction of a highly secure medical database and automatic documentation of medical records from voice input using AI
大平 弘
1
Hiroshi OHIRA
1
1株式会社情報通信総合研究所
キーワード:
医療情報データベース
,
秘密分散・秘密計算
,
AI
,
自動文書化
,
医療用語
Keyword:
医療情報データベース
,
秘密分散・秘密計算
,
AI
,
自動文書化
,
医療用語
pp.861-867
発行日 2022年9月3日
Published Date 2022/9/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28210861
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超高齢社会のわが国において,最新のデジタル技術・サービスを活用し,高度で先進的かつ最適化された医療サービスを均質に提供することの意義は大きい.「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」のサブテーマAにおいては,医療の質の向上に寄与すべく,秘密計算・秘密分散方式により秘匿性の高い各種医療情報をセキュアな環境のもとで保管し,多施設間分析などができるデータベースシステムの構築に取り組んでいる.また,医療関係者が患者と向き合う時間を確保するとともに医療従事者の負担軽減をはかるため,AI技術(音声認識エンジンなど)を活用し,診察室・病棟・救急現場などにおける各種医療記録(電子カルテ,看護記録,救急処置記録など)を音声入力で自動文書化するシステムの構築に取り組んでいる.さらに,自然言語処理システムや診断候補支援システムに資する医療用語集を構築している.これらの取り組みにより,医療分野におけるさまざまな社会課題の解決が期待されている.
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