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連載 オンラインによる医療者教育・Vol.17
Withコロナ時代のオンライン多職種連携教育
-――課題と展望
Online interprofessional education during and post the COVID-19 pandemic
――Challenges and prospects
永田 康浩
1
Yasuhiro NAGATA
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療学分野,同地域包括ケア教育センター
キーワード:
多職種連携教育
,
オンライン教育
,
COVID-19
Keyword:
多職種連携教育
,
オンライン教育
,
COVID-19
pp.792-798
発行日 2022年2月12日
Published Date 2022/2/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28007792
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◎コロナパンデミックにより医学教育の現場は前例のない困難な状況に直面した.一方でCOVID-19に対治する保健医療現場では多職種連携がまさに求められており,多職種連携はこれからの保健医療分野の人材養成において重要なコンピテンシーであることに疑う余地はない.多職種連携教育はグループ単位で密接なコミュニケーションをとることが前提となるため,コロナ禍においてその実施自体が困難と思われたが,オンラインがこれらの障壁を克服する救世主的ツールとなった.しかし,オンライン上で多職種連携教育に行うには周到な準備と円滑な運営が必要であり,それを怠れば十分な教育効果を得られないばかりか,誤ったメッセージを学生に伝えることになる.本稿では医学教育における多職種連携教育の現状と今回コロナ禍において長崎大学が行っている現在進行形のオンライン多職種連携教育を紹介し,そこから見えてきた課題と今後の展望について論じる.
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