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報告
理学療法の臨床実習における効果的なチーム医療・多職種連携教育の検討—理学療法学生に対するフォーカスグループインタビューの結果から
A consideration on effective learning method of team medical care and inter-professional skill in physical therapy clinical education:from the result of focus group interview for physical therapy students
木曽 貴紀
1
,
沖田 一彦
2
,
吉川 ひろみ
2
,
長谷川 正哉
2
Takanori Kiso
1
1医療法人永元会はしもとじんクリニック
2県立広島大学保健福祉学部
キーワード:
臨床実習
,
多職種連携教育
,
質的研究
Keyword:
臨床実習
,
多職種連携教育
,
質的研究
pp.523-529
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201557
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要旨 【目的】臨床実習における理学療法学生のチーム医療・多職種連携の経験を質的研究の手法で分析し,臨床実習における効果的な多職種連携教育の方法を検討することである.【対象と方法】対象は大学の理学療法学科4年生17名であった.対象者を4グループに分け,フォーカス・グループ・インタビューを実施した.【結果】修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した結果,<臨床実習で学んだチーム医療の実際>,<病期/施設/病棟/個人によって異なるチーム医療の特異性と重要性>,<チーム医療にとって大切なもの>,<チーム医療の学習方法>などのカテゴリーが形成された.【考察】チーム医療にかかわる学内教育と臨床教育には類似点と相違点があり,それぞれに教育の守備範囲が存在することがわかった.特に,インフォーマルな交流や会合は臨床実習特有の学習手段だと考えられた.
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