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特集 HPVワクチンと子宮頸がんHPV1次検診
はじめに
Introduction
笹川 寿之
1
Toshiyuki SASAGAWA
1
1金沢医科大学産科婦人科・生殖周産期医学
pp.743-744
発行日 2022年2月12日
Published Date 2022/2/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28007743
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女性の社会進出や環境の変化に伴い,検診先進国の英国においてさえ国民検診を実施しないかぎり子宮頸がん死亡率は増加することが示されている1).性交経験のある女性の8割以上にヒトパピローマウイルス(human papilloma virus:HPV)が感染し,その9割は数カ月以内に自然消退するものの,一部は持続感染化してがんとなる.多くは無症状であるため,検診を受けないかぎり子宮頸がんや前がん病変の発見は困難である.
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