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特集 骨粗鬆症――予防と治療の将来展望
総論:超高齢社会のなかでの骨粗鬆症治療普及に向けて
Management of osteoporosis in super-aging society
鈴木 敦詞
1
Atsushi SUZUKI
1
1藤田医科大学医学部内分泌・代謝・糖尿病内科学講座
キーワード:
骨検診
,
骨粗鬆症リエゾンサービス
,
多職種連携
Keyword:
骨検診
,
骨粗鬆症リエゾンサービス
,
多職種連携
pp.303-306
発行日 2022年1月22日
Published Date 2022/1/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28004303
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超高齢社会の進行により,骨粗鬆症をはじめとした加齢に伴う慢性疾患患者の絶対数は増加し,その医療・社会に及ぼす影響は日々増している.対象が超高齢者であることから職場健診などを通じた一次スクリーニングの機会が乏しく,また活動度の低下により骨検診,患者教育,医療の継続に困難を生じることも多い.社会啓発・教育活動も積極的に行われてはいるが,その対策は十分ではなく,さらなる改善が求められている.二次骨折予防に関しては骨折リエゾンサービス(FLS)が国際的な広がりをみせ,わが国でも日本骨粗鬆症学会を中心に,骨粗鬆症リエゾンサービス事業が展開している.国際骨粗鬆症財団では,FLSの普及を目的としたCapture-the-FractureTM運動を推進するとともに,骨粗鬆症世界患者憲章を発表し,治療が必要な患者が適切な治療を受けられるよう活動を行っている.
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