９．骨粗鬆症リエゾンサービスと運動指導

骨粗鬆症リエゾンサービスにおける運動指導は，骨折後のリハビリテーション，再骨折予防の運動指導，骨粗鬆症と骨折の一次予防のための運動指導などを含む．大腿骨近位部骨折や新規椎体骨折に対するリハビリテーションは，歩行やADL の再獲得が目標であるが，再骨折予防にも役立つ．また，維持期の再骨折予防や一次予防にはロコモーショントレーニングが簡便で有効で安全性が高いことから活用しやすい．この運動は自宅退院後の自己運動，市民講座での運動指導，ロコモコールプログラムなどでの活用が期待できる．