特集 骨粗鬆症リエゾンサービスの現状と未来
8.骨粗鬆症リエゾンサービスと栄養指導
上西 一弘
1
1女子栄養大学栄養生理学研究室
キーワード:
骨粗鬆症リエゾンサービス
,
骨粗鬆症
,
サルコペニア
,
フレイル
,
栄養指導
Keyword:
骨粗鬆症リエゾンサービス
,
骨粗鬆症
,
サルコペニア
,
フレイル
,
栄養指導
pp.145-150
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000119
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骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)における管理栄養士の役割は,患者の栄養状態を把握(アセスメント)し,適切な指導を行うことである.骨粗鬆症の栄養指導の基本は,適切なエネルギーおよび栄養素をバランスよく摂取したうえで,カルシウム,ビタミンD,ビタミンK など骨の健康に重要な栄養素の摂取を心がけることである.高齢者の場合には,エネルギーやタンパク質が不足するとサルコペニアになることがある.サルコペニアは筋肉量,筋力の低下であり,転倒のリスクも高まる.転倒は骨折のリスクとなる.したがって,骨粗鬆症の栄養指導では骨だけではなく,筋肉についても考慮する必要がある.
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