Japanese
English
特集 敗血症診療を知る――J-SSCG2020のポイント
抗菌薬療法
Antimicrobial therapy for sepsis
志馬 伸朗
1
Nobuaki SHIME
1
1広島大学大学院医系科学研究科救急集中治療医学
キーワード:
敗血症
,
抗菌薬
,
適正使用
Keyword:
敗血症
,
抗菌薬
,
適正使用
pp.1161-1164
発行日 2021年12月25日
Published Date 2021/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu279121161
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
敗血症診療において,抗菌薬治療は原因となる感染症に対する重要な介入であり,患者転帰に影響する.「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)」に記載された抗菌薬治療に関する11のクリニカルクエスチョン(CQ)について紹介した.抗菌薬治療は臓器と微生物を類推して経験的に可及的早期に開始し,原因微生物判明後は標的治療に移行する.βラクタム系薬は長時間点滴あるいは持続投与を行う.治療期間はプロカルシトニンの低下を指標とするか,1週間の短期間を目安とする.具体的な抗菌薬選択や感染症専門医へのコンサルトの目安についてはガイドライン上の情報提供を参考とする.
Copyright © 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.