特集 抗菌薬の選び方・変え方・やめ方
治療をいつ止めるか
プロカルシトニンを指標にした抗菌薬投与終了の判断
今井 一男
1
1埼玉医科大学臨床検査医学
キーワード:
プロカルシトニン
,
下気道感染症
,
敗血症
,
バイオマーカー
,
抗菌薬
Keyword:
プロカルシトニン
,
下気道感染症
,
敗血症
,
バイオマーカー
,
抗菌薬
pp.891-894
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620060891
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Point
◎プロカルシトニン(PCT)は細菌感染症に特異的なバイオマーカーである.
◎PCTは細菌性感染症(特に敗血症)の診断および治療効果判定に利用されている.
◎PCTは敗血症の補助診断として有用だが,単独では十分な診断精度がない.
◎PCTを治療効果判定に用いることで,安全かつ早期に抗菌薬投与を終了できる可能性がある.

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