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第1土曜特集 ワクチン設計のサイエンス
各論
【Non-viral vector】
新規創薬・ワクチンモダリティとしてのmRNA
Messenger RNA
――A new drug and vaccine modality
位髙 啓史
1
Keiji ITAKA
1
1東京医科歯科大学生体材料工学研究所生体材料機能医学分野
キーワード:
メッセンジャーRNA(mRNA)医薬
,
mRNAワクチン
,
リポ脂質ナノ粒子(LNP)
,
ミセル型キャリア
Keyword:
メッセンジャーRNA(mRNA)医薬
,
mRNAワクチン
,
リポ脂質ナノ粒子(LNP)
,
ミセル型キャリア
pp.988-992
発行日 2021年12月4日
Published Date 2021/12/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27910988
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メッセンジャーRNA(mRNA)医薬・ワクチンが注目されている.人工的に合成したmRNAをクスリとして体内に投与し,治療薬やワクチンとして用いるもので,核酸配列を変えるだけでどのようなタンパク質でも産生させることが可能である.ゲノム挿入変異リスクがないなど安全性にも優れる.このmRNA医薬・ワクチンの実用化はmRNA合成技術,免疫原性制御,ドラッグデリバリーシステム(DDS)など多くの技術の寄与がある.本稿ではそれらの技術の概説し,創薬・ワクチンモダリティとしてのmRNAの将来性・今後の課題について考えたい.
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