増大特集 ワクチン開発
Ⅴ.シナジー拠点(大阪大学)
副反応低減型mRNAワクチンの開発
吉岡 靖雄
1,2,3
Yoshioka Yasuo
1,2,3
1大阪大学ワクチン開発拠点先端モダリティ・DDS研究センター(CAMaD)
2大阪大学微生物病研究所
3大阪大学先導的学際研究機構
キーワード:
mRNAワクチン
,
脂質ナノ粒子
,
副反応
,
起炎性
,
高病原性鳥インフルエンザウイルス
Keyword:
mRNAワクチン
,
脂質ナノ粒子
,
副反応
,
起炎性
,
高病原性鳥インフルエンザウイルス
pp.458-459
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050458
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mRNAワクチンは,抗原特異的免疫応答を強力に誘導するものの,発熱,倦怠感,投与局所の腫れといった副反応が高頻度で観察されるなどの課題も残されている。そのため,目的とする免疫応答は維持しつつ,副反応の低減したmRNAワクチンの開発が待望されている。本稿では,副反応低減型mRNAワクチンの開発について筆者らの知見を中心に紹介する。
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