増大特集 ワクチン開発
Ⅴ.シナジー拠点(大阪大学)
mRNAワクチンの設計と作製
中西 秀之
1
,
位髙 啓史
1,2
Nakanishi Hideyuki
1
,
Itaka Keiji
1,2
1大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)臨床生命工学チーム
2東京科学大学総合研究院核酸・ペプチド創薬治療研究センター
キーワード:
mRNAワクチン
,
試験管内転写反応
,
コドン最適化
,
修飾ヌクレオチド
,
非翻訳領域
Keyword:
mRNAワクチン
,
試験管内転写反応
,
コドン最適化
,
修飾ヌクレオチド
,
非翻訳領域
pp.456-457
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050456
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mRNAワクチンはCOVID-19のパンデミック下で実用化され,感染対策において重要な役割を担ったことから,新たなワクチンモダリティとして注目を集めている。mRNAワクチンは原則としてどのような抗原タンパク質であっても体内の細胞に発現させることが可能だが,効率的な発現と免疫獲得のためには,mRNAの設計と作製において押さえておくべき点が幾つかある。本稿では,それらの点について概説する。
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