増大特集 ワクチン開発
Ⅲ.シナジー拠点(北海道大学)
mRNAワクチン用イオン化脂質ライブラリーの構築とmRNAワクチンへの応用
佐藤 悠介
1,2
,
原島 秀吉
2,3
Sato Yusuke
1,2
,
Harashima Hideyoshi
2,3
1北海道大学大学院薬学研究院薬剤分子設計学研究室
2北海道大学総合イノベーション創発機構ワクチン研究開発拠点(IVReD)
3北海道大学大学院薬学研究院未来創剤学研究室
キーワード:
イオン化脂質
,
mRNAワクチン
,
DDS
,
遺伝子治療
,
細胞性免疫
,
体液性免疫
Keyword:
イオン化脂質
,
mRNAワクチン
,
DDS
,
遺伝子治療
,
細胞性免疫
,
体液性免疫
pp.430-431
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050430
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DDS領域では2010年にブレイクスルーが起こり,イオン化脂質という多機能性の脂質が開発された。mRNAワクチンの成功にもイオン化脂質は大きく貢献した。筆者らは独自のイオン化脂質ライブラリーを構築し,肝臓をはじめとする組織・細胞選択的な送達システムを開発している。北海道大学ワクチン研究開発拠点(IVReD)においては,新たな感染症に対するイオン化脂質ライブラリーを開発して,より有効かつ安全なmRNAワクチンの開発を進めている。
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