Japanese
English
第1土曜特集 CAR-T細胞療法の現在と将来展望
治療成績
成人急性リンパ芽球性白血病の治療成績
Treatment outcome of adult acute lymphoblastic leukemia
大嶺 謙
1
Ken OHMINE
1
1自治医科大学医学部内科学講座血液学部門
キーワード:
急性リンパ芽球性白血病(ALL)
,
キメラ抗原受容体(CAR)
,
CD19
,
CD22
,
ユニバーサルCAR-T細胞
Keyword:
急性リンパ芽球性白血病(ALL)
,
キメラ抗原受容体(CAR)
,
CD19
,
CD22
,
ユニバーサルCAR-T細胞
pp.885-890
発行日 2021年6月5日
Published Date 2021/6/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27710885
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
難治性B細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)に対するCD19-CAR-T細胞療法の臨床開発の過程で,その有用性と課題が明らかになりつつある.高い寛解率がもたらされるが,再発例が多く,長期の治療成績については十分とはいえない.一方,より高い安全性と有効性を目指し,再発リスク因子やそのメカニズムを明らかにし克服するための検討が行われている.また,CD22など新規標的抗原に対するCARやゲノム編集技術を用いた非自己のT細胞由来のユニバーサルCAR-T細胞の開発など,新規CARの開発が進んでいる.
Copyright © 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.