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第5土曜特集 難治性免疫疾患――病態解明と新規治療戦略
免疫疾患に迫る解析手法
免疫疾患における機能ゲノム解析
Functional genomics for the study of immune-mediated diseases
太田 峰人
1
Mineto OTA
1
1東京大学大学院医学系研究科免疫疾患機能ゲノム学講座,同アレルギー・リウマチ内科
キーワード:
expression quantitative trait loci(eQTL)
,
エピゲノム
,
ゲノムワイド関連解析(GWAS)
,
機能ゲノム解析
,
ImmuNexUT
Keyword:
expression quantitative trait loci(eQTL)
,
エピゲノム
,
ゲノムワイド関連解析(GWAS)
,
機能ゲノム解析
,
ImmuNexUT
pp.702-705
発行日 2021年5月29日
Published Date 2021/5/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27709702
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ゲノムワイド関連解析(GWAS)による疾患感受性多型の同定がさまざまな疾患において進むなか,得られた知見を最大限活かすため,遺伝子多型の機能を解明するための解析,いわゆる機能ゲノム解析も発展してきた.免疫疾患においては,とくに免疫細胞における機能ゲノム解析が病態解明に重要となる.さまざまな細胞種におけるゲノムワイドなヒストン修飾データや,expression quantitative trait loci(eQTL)解析による機能多型のデータが近年公開されてきている.これらの情報をGWASの解釈などに活用することで,免疫疾患の病態研究の加速が期待される.
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