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特集 NAFLD/NASHの診断と治療――ガイドラインの改訂点と問題点
NAFLDの非侵襲的肝線維化診断と消化器内科専門医への紹介方法
Non-invasive test for the diagnosis of liver fibrosis in patients with nonalcoholic fatty liver disease, and strategy for referral to the specialist of gastroenterology
芥田 憲夫
1
Norio AKUTA
1
1虎の門病院肝臓内科
キーワード:
肝線維化
,
Fib-4 index
,
NFS
,
VCTE
,
MRE
Keyword:
肝線維化
,
Fib-4 index
,
NFS
,
VCTE
,
MRE
pp.527-532
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27707527
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非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)症例の生命予後を規定する因子として肝臓の線維化進行度が重要である.しかし,全例で肝生検の病理診断を行うことは現実的でなく,いかに簡便かつ侵襲の少ない方法で線維化進行例を絞り込むことができるかが重要となる.2020年度に改定された『NAFLD/NASH診療ガイドライン2020』では,低侵襲な肝線維化診断法として,採血検査ではFib-4 indexとNFSによるスコアリング,画像検査では超音波やMRIを用いたエラストグラフィが提案されている.さらに,肝線維化進展例の拾い上げフローチャートは,実臨床で多数経験する健康診断や人間ドックで診断された脂肪肝や,かかりつけ医が外来で多数フォローアップしている代謝性の危険要因を有する症例から危険なNAFLDを漏れなく拾い上げる目的で作成されている.
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